農業の新しいビジネスモデル、スマホで野菜を育て 収穫したら本物のオーガニック野菜が届く!「Ragri:ラグリ」


【ラグリとは?】
 ラグリはユーザーがスマホを使って好みの有機野菜をバーチャルで育てるサービスです。ユーザーは野菜の生育過程においてスマホ上で水や肥料を与えたり草取りをしながら野菜を育てます。ユーザーの行動に並行して実際の野菜農家がリアルで野菜を育てており、無事に野菜が育成し収穫を迎えれば、リアルな野菜がユーザーのもとに届くという仕組みです。


【ラグリのビジネスモデル】
 ラグリは、農作物を売るのではなく”農作物の栽培過程を売る”という新しい思考のビジネスモデルだと思います。農作業をサービス業として考え、その働きに対価を支払うCSA(地域支援型農業)の仕組みを用いることで、消費者・農業者・地域それぞれが共に支え合いお互いにメリットが得られる農業形態を実現できます。

 ユーザの視点で見ると、単に野菜を購入するのではなく、あたかも自分の菜園で手間をかけて育てた結果としての野菜が届くわけで、得られる価値は単純な野菜の価値よりはるかに大きいものがあると思います。また、ラグリで育てられる野菜は無農薬や減農薬にこだわった、安心で、安全に食べられる作物です。実は、無農薬野菜は日本でもほんのわずかしか栽培されておらず、流通量がとても少ないのです。ラグリでは、これらを中心とした作物を、栽培過程まで見ながら育てることができます。これもユーザの大きなメリットです。

【サービス価格】
 必要なのはタネ・ナエ料と栽培料のみで、送料は栽培料に含まれており月々1,000円~2,000円となっています。例えば4月に育成を始めたほうれん草を6月に収穫した場合、ユーザに届くホウレンソウ5~10袋で合計2,100円(送料込み)のようです。スーパーや八百屋で買うよりは当然高いのでしょうが、”野菜の栽培過程を買った”と考えればリーズナブルな価格設定になっていると思います。



【考察】
 ラグリは日本の農業にとって新しいビジネスモデルだと思います、この取り組みが成功~拡大することを期待しています。
個人的には実際のリアル家庭菜園を営んでいます。草取り、水やり、害虫駆除やカラスよけ等々様々な苦労を乗り越えて収穫した野菜はとてもおいしいもので、また大きな達成感も感じます。但し、手間ひまかけたコストも考慮するとスーパーで買ってきた方がはるかに安いことも十分承知しています。
マンション住まいや都心部に居住地があり、野菜を育てたいけど物理的に土地を確保出来ない方や、野菜を育てたいけどクワやスコップを握ってまで労力を使いたくない方等々”農作物の栽培過程を売る”サービスも十分ニーズはあるのではないでしょうか。このサービスはまだまだ農業者側の立場に立ったビジネスモデルだと感じます。今後ユーザ側のメリット(リアルな栽培過程の体感、低価格、高品質、差別化野菜 等々)がより向上し、サービスが進化していくことを願っています。



【Ragri】



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